シミュレーション・データの準備とR言語の基本的な機能
2025/04/18
単純な小売業を例に
(引用)東京証券取引所上場部「四半期開示の見直しに関する実務の方針」2023年11月22日.
事前の予想の代表例— 企業会計審議会第54 回監査部会【白川委員】
現実問題として,おそらくプライム市場に上場される名立たる企業は,レビューをつけられるのではないかと勝手ながら想像する(後略)
(引用)日本経済新聞,2024年9月5日付朝刊.
Exercise 1
Step 1. 本書のサポートサイトのS3にアクセス.
Step 2. Zipファイルをダウンロード. 
Step 1. 本書のサポートサイトのS2にアクセス.
Step 2. Zipファイルをダウンロード. 
Step 3. 教科書「まえがき」ivページに記載のパスワードを入力して解凍.
Step 4. 解凍されたファイルを再度圧縮し,改めてZipファイルを作成.
Step 5. Posit Cloudに先の手順により作成されたZipファイルをアップロード.
piという変数として記憶したい場合は,以下のように書けば良い.変数に何かを代入するときは=演算子は使わず,<-演算子を使うのがポイント!
ひとたびpiを定義すれば,例えば,半径4の円の面積Sを求めるとき,piを使って計算することができる.
可読性の高いコードを目指して
Rは「半角スペース」を無視するので,あってもなくてもコード上は一緒.ただし,可読性の観点から様々な作法が存在する.GoogleのRユーザー・コミュニティでは,例えば,二項演算子 (binary operators)の前後には半角スペースを挿入することが徹底されている.
xとして定義する場合は,以下の通りである.c()関数はベクトルを作成する関数であり,cはconcatenate(連結する)の略である._(アンダースコア),.(ピリオド)sales_growth(売上高増加率), FY2020.EARNINGS(2020年度の利益)数字からははじまる変数は付けられない (ダメな例: 2020_earnings, 001Variable)
大文字と小文字は区別されるので,Salesとsalesは別々の変数として認識される.
プログラミング全般での名前の付け方の作法
salesGrowth, annualStockDataSalesGrowth, AnnualStockDatasales_growth, annual_stock_datasales-growth, annual-stock-dataExercise 2
20点,35点,40点,70点,95点という5人の成績を示したテストの点数 (Test Score)を表すベクトルを作成してみよう.なお,命名規則は,スネークケースによること.
平均点を求めてみよう.
mean()関数の第一引数に先に作成したTest Scoreのベクトルを代入すればオッケー!Nとする新たな変数を作成しよう.mean()関数は平均値を返すが,同様に,length()関数はベクトルの次元を返す.Rベクトルを作ってみよう!引数 (arguments)とは
関数に受け渡す値を指し,例えば三つの引数を取る関数 example_function(A, B, C)に関して,Aを第一引数,Bを第二引数,Cを第三引数と呼ぶ.関数ごとに引数の数や指定の仕方は異なる.
R <- seq(0.1, 0.2, 0.01)は,R <- seq(from = 0.1, to = 0.2, by = 0.01)の省略形である.seq() 関数の場合,引数名が省略されていると,最初の三つの引数はそれぞれ等差数列の始点 (from),終点 (to),差分 (by)と解釈し,実行してくれる.help(関数名)あるいは?関数名と打つことで,関数のヘルプを表示できることも知っておこう.R[2]とすれば,2番目の要素が参照できる.要素の指定は変数を用いて行うこともでき,i <- 2と定義しておけば,R[i]は2番目の要素を表す.R[2:5]と入力すれば良い.一般にコロン (:)は公差が1の等差数列を作成するために用いられ,2:5はc(2, 3, 4, 5)という4次元ベクトルを作成する.R[2:length(R)]と入力する.length()関数は,Exercise 2で学習したように,ベクトルの次元を返すので,ここではlength(R)は11となる.(10, 11)という2次元ベクトルと,ABCという文字列をそれぞれの要素として含んでいる.リストは要素の参照方法が通常のベクトルと異なり,カッコを二重にする.xの1番目の要素を参照するには,x[[1]]と指定.上の例だと,x[[1]]は(10, 11)というベクトルであるため,そのうち11を参照したければ,x[[1]][2]と指定.x[[1]]と同じ内容を参照するのに,x$IDと指定することもできる.x[, 1]として特定の次元を空白とすると,その次元は全ての要素が指定される.したがって,x[, 1]はx$IDと全く同じ参照となる.for文の使い方for文の概要for文とは?
for (Variable Name in Sequence) {
Do Something
}
for文のように,コードのどの行が実行されるか順序を制御する構文のことを,一般に制御構文と呼ぶ.for文の練習問題Exercise 3
(ヒント!)
asumを作成し,初期値として0を代入する.i in 1:10としてasumにi = 1から10を次々に代入し,asumの計算結果を更新print()関数を使って,asumを表示させる.for文を使った発展問題Exercise 4
(ヒント!)
seq()関数を使えば作成することができる.忘れている人は,ここを参照.a \(=(2, 5, \ldots, 29)\)として定義すれば,初項はa[1],第2項はa[2]で参照することができる.忘れている人は,要素へのアクセスを確認しよう.2025 経営データ分析(会計)